映画徒然日記Vol.24「遠すぎた橋」
キャスト ショーン・コネリー、アンソニー・ホプキンス、マイケル・ケイン、ライアン・オニール、ジェームズ・カーン、エドワード・フォックス、ローレンス・オリヴィエ、ジーン・ハックマン、ダーク・ボガード、ロバート・レッドフォード
ま~錚々たるキャスト陣だこと・・・。
最初のキャストロールだけでも、ため息がもれてしまうぐらい
よくもまぁ、こんなにスターをそろえたものだと感心してしまう。
戦争映画の傑作「大脱走」でも印象的な役柄を演じた
リチャード・アッテンボローがこの作品では役者ではなく監督を務めている。
監督自身も、精神病患者の役で出ているとか・・・(全然、気付かなかった)。
キャストもさることながら、戦闘シーンにも相当力を入れており
3時間中、2時間半は戦闘していたのではないだろうかというぐらい戦闘シーンだった。
序盤の空挺部隊の落下傘での降下シーンは、VFXの技術がない当時にどうやって
撮ってんの?と思う様な、とても印象的なシーンがあったり
ドイツ軍からの銃撃を受けながら、真正面から小さいボートで渡河するシーンなど見ど
ころ満載。
そんな戦闘シーンばかりの映画ではあるが、しっかりと3時間と言う長尺であるため
一人一人のキャラクターや人物関係がしっかりと描かれていて
人間ドラマとしても、楽しむことが出来る。
これだけのオールキャストを揃えて、ただのエンタメ作品にとどまらず
戦争の惨い部分もしっかりと映し出される。
なんといっても、この作品で取り上げられた「マーケット・ガーデン作戦」は
リチャード・アッテンボローの出身国であるイギリスにとっては、苦い戦いだったの
だ。
なので、アメリカ映画のように「アメリカ万歳!!アメリカ最強!!!」みたいな作品
ではなく、イギリスが連合軍として戦い、その中で経験した苦々しさが見終わった後に
虚しく心に残る。