映画人生記~ショーン・コネリー「007 ロシアより愛をこめて」~
昨日は、長々と私が3歳の頃にハマった植木等について書きましたが、
今日は、植木等狂いの私が「日本一のホラ吹き男」に出会ってから映画というものを知
り、植木等とともにハマった映画について書いてみようと思います。
私の父と祖父も昔から映画好きでその影響は多分にある事は間違いないわけだが、
その父親が、休みの日にVHSで見ていたのが・・・
「007 ロシアより愛をこめて」(1963年・イギリス/アメリカ)
監督 テレンス・ヤング
キャスト ショーン・コネリー、ロバート・ショー、ダニエラ・ビアンキ
007シリーズの第二作目。日本公開時のタイトルは、「007危機一発」。
一作目の「ドクターノオ」が大ヒットして作られた「ロシアより愛をこめて」。
一作目の敵・ドクターノオが秘密情報部(MI6)に所属しているジェームズ・ボンドこ
と007によって倒され、ドクターノオが所属する犯罪組織「スペクター」が復讐する
べく、ソビエトの女スパイと暗号解読機を餌に007の命を狙う。
007を殺すことにより、イギリスとソビエトの外交関係を悪化させることを企てたス
ペクターは、あの手この手で007に危機をもたらす。
現在25作目まで制作されている「007シリーズ」。
ジェームズ・ボンドのスマートさ、次々に展開されるアクションシーン、男の子の心を
くすぐる秘密兵器など、とにかく魅力満載でこの一作で虜になってしまった。
特に、中盤の列車内の決闘シーンに始まり、トラックとヘリコプターのチェイス、ゴー
ルドフィンガーでもオープニングで使われた007とヘリコプターの攻防、そして畳み
かけるようにモーターボートのチェイスと正に陸海空でのアクションシーンに子供なが
らに興奮しっぱなし。
当時、この作品の主題歌マット・モンローが歌う「ロシアより愛をこめて」のレコード
があり、こちらも幼稚園から帰ってくると、針を落として
めちゃくちゃの英語でマット・モンローを真似て、熱唱したものだ。
その後、初代ジェームズ・ボンドのショーン・コネリ―(「ドクターノオ」から「ダイ
ヤモンドは永遠に」)から始まり、ジョージ・レイゼンビー(「女王陛下の00
7」)、ロジャー・ムーア(「死ぬのは奴らだ」から「美しき獲物たち」)、ティモシ
ー・ダルトン(「リビング・デイライツ」、「消されたライセンス」)、もちろんパロ
ディ版「カジノロワイヤル」や「サンダーボール作戦」をリメイクした「ネバーセイ・
ネバーアゲイン」も含め、レンタルビデオ屋などで毎週1本ずつ借りるのが、幼稚園児
の私には楽しみで仕方がありませんでした。
CD屋に行き、「ドクターノオ」から「消されたライセンス」までの主題歌を集めたCD
を買って、カセットテープに録音して、親の車に乗る際はそれを必ずかけていた。
そして、私が小学校1年生のころに6年ぶりに007シリーズ最新作「007 ゴールデン
アイ」が公開された。
親父に連れて行ってもらい映画館のスクリーンで見た、初めての007シリーズとなっ
た。
ジェームズ・ボンドが、4代目のティモシー・ダルトンから5代目のピアース・ブロスナ
ンに変わり、新作が公開される度に欠かさず映画館へと足を運び、レンタルが開始
されると、近所のビデオ屋へと借りに行った。
私にとっては、007シリーズは洋画デビューのきっかけとなり、アクション映画の楽
しさや面白さなどの魅力を発見させてくれた、大事なシリーズなのだ。
つづく。