映画徒然日記Vol.1「ロスト・イン・トランスレーション」
初めまして。
ふとしたことから、映画日記をつけていこうと思い立ち、ブログを開設しました。
駄文ではありますが、良かったら読んでいってくださいませませ…。
今日鑑賞した作品は、
2003年
アメリカ
監督/脚本/製作:ソフィア・コッポラ
撮影:ランス・アコード
「2003年のダークホース作品」であり、「カンバセーション/盗聴」「ゴッド・ファーザー」、「地獄の黙示録」などの映画史に燦然と輝く作品を残している監督フランシス・フォード・コッポラの娘ソフィア・コッポラを一躍アメリカの有名監督の仲間入りを果たした作品。
この作品は、
2004年のアカデミー賞では、
作品賞
監督賞
主演男優賞
にノミネート。
そして、脚本賞を受賞している。
実はこの作品見るの、3度目。
別にボケていて、同じ映画を何度も見ているわけではなく、好きで何度も見たくて、今回も再鑑賞。
あらすじ
新宿のパークハイアット東京に宿泊するが、なかなか寝付けずホテルのバーへ行くと、同じく宿泊をしているシャーロット(スカーレット・ヨハンソン)と出会う。
シャーロットの夫は、写真家で日本に仕事で来日している。
毎日、仕事が忙しくシャーロットは異国のホテルにほったらかし状態。
暇を持て余した、まだ若さ漲るシャーロットと仕事と家庭に疲れ切った初老のボブが出会う。
そんな孤独とどこか虚しさを抱えた2人が東京という不思議な街で出会う事で通じ合い惹かれ合っていく。
・・・と、簡単に書くとこんな感じのストーリー。
え?少し前まで流行っていた、「不倫もの?」と思われる方もいるかもしれない。
たしかに2人の間に恋愛感情が全くないかといえば嘘になるが、「不倫」を描いた作品ではない。
現代社会での人間関係の相互理解の難しさを描いたものだ。
そんな、堅苦しい映画じゃない。
監督のソフィア・コッポラが、日本に滞在した際の体験が反映された作品で、とても400万ドルという低予算、27日間という短期間で作られた。
ロケなども、無許可で撮影をしている。
そのハンディカムでの隠し撮り的なカメラマンのランス・アコードのカメラワークがまた孤独さを醸し出していて、味わいがある。
主演のビル・マーレイと言えば、
だが、私はこの作品のビル・マーレイが一番好きだ。
ハリウッドスターでありながら落ちぶれ始めている俳優を飄々と演じている。